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「プレステンパーとはテンパー(焼戻し)するとき、プレスして行なう方法であって、曲がり直しや整形に非常に有効な方法である。
プレステンパーの原理は、焼戻しのさい、組織変化や析出変化をともなう場合には塑性変形がいちじるしく促進されるということに基づくもので、したがってチンチンに焼きの入ったものを焼戻す場合、または焼戻しによっていちじるしく軟化する場合に有効である。
このため焼入れ部品を曲がり直しや整形する場合に、プレステンパーが有効になるのであって、組織的にはマルテンサイトがトルースタイトまたはソルバイトに変化する時プレステンパーがよくきき、パーライト組織のものはよくきかないのである。アメリカなどではheat setting といった薄板製の複雑な形状のワッシャなどの成形に応用している。」
(大和久重雄「金属熱処理用語辞典」P161)
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